花嫁の和装 <はじまり>
和装の花嫁衣装には大きく分けて次の三種があります。
◆白無垢(しろむく)
◆色打掛(いろうちかけ)
◆振袖(ふりそで)
の三つです。
室町時代の「婚礼方式」によれば、武家の嫁の標準婚礼衣装として
決められていたものは、打掛に緋(ひ=紅・赤色の意味)の袴(現在は
神社の巫女さんが来ているハカマ)に被衣(かづき=女子が外出に
頭に被(かづ)く(=かぶる)衣服)でした。
その後、小袖型式(長戯が中心になり袴は用いられなくなり、
江戸時代になって打掛姿が一般的になりました。
一般(但し、豪商人=お金持ちのみ)に花嫁衣裳として
取り入れられるようになったのは、江戸時代中期以降です。
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<関連記事>
10年4月30日 花嫁の和装 <その一、白無垢>
10年4月30日 花嫁の和装 <その二、色打掛>
10年4月30日 花嫁の和装 <その三、黒引き振袖>
10年4月30日 花嫁の和装 <その他、綿帽子(わたぼうし)と角(つの)かくし>
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